別送品の申告ってどうやるの?別送品のことから申告書の書き方まで詳しく解説します!

留学からの帰国などで荷物を別送品として送ろうとしている方も多いと思います。

滞在時に溜まった荷物をまとめて送れるサービスなのでとても便利ですよね。

でも特に別送品を初めて送るという方、入国時に別送品の申告手続きが必要なのをご存知でしょうか。

別送品の手続きを完了するには入国した際に税関での別送品の申告書の提出が必要です。

今回は別送品について、そして入国時の手続きについて説明していきたいと思います。

1.別送品とは?

別送品とは、引っ越し荷物や旅先での身の回りの荷物を渡航先から船便や航空便で送るものを指します。

別送品として送るには本人の帰国後6ヶ月以内に通関できるものに限られますが、留学から帰る帰国者にとってはありがたいサービスです。

ダンボール1箱から多いところで10箱やそれ以上送ることができます。

別送品を送る方法としては航空便と船便の2種類があります。

基本的に航空便は荷物が少なめで比較的急いで荷物を受け取りたい方におすすめで、船便は荷物がそれなりにあるが時間がかかってもいい方におすすめです。

 

2.別送品で送れないもの

別送品は留学などから帰国する際に大変便利なサービスですが、法律で輸入が禁止または規制されているものや数量に制限があるものがあります。

梱包する前に詰めるアイテムが持込めるものであるかどうかよく確認してください。

輸入禁止品および規制品については主に以下の通りです。

化学品 薬・麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚せい剤及びあへん吸煙具・日本で未許可または未認可の薬品など
危険物 けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品、刀剣類、爆発物、火薬類、・花火・マッチ・ライター・引火性物品・使い捨てカイロ・香水/マニキュアなどのアルコール成分を含む化粧品
貴重品 現金・有価証券・貴金属・宝石類・骨董品・重要美術品・未現像フィルム
公安・風俗を害する物品 ポルノ(公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品)・児童ポルノ
著作物 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品(偽ブランド品など)
食料品 肉類(ソーセージ/ジャーキー類を含む)・生野菜・果物・漢方薬(じゃこう鹿エキス、くまの胆、サイの角など)・フォアグラ・砂糖(1キロ以上)・塩(1キロ以上)・バター
ワシントン条約該当品 ワシントン条約(絶滅の恐れのある野生動物・植物の保護に関する条約)に該当する動物・植物ならびにその加工品(ワニ皮製品/象牙製品など)
植物・植物関連品 球根/種子類・麦わら製品・ポプリ・ドライフラワー
常温での運送が不可能な物 チーズなど

また、薬事法により持ち込みの数量制限があるものは以下の通りです。

2011年の5月から規制が強化されているようですので、注意が必要です。

  • コンタクトレンズ:(使い捨てのもの) 2ヶ月分 外装の使用日数により計算
  • コンタクトレンズ:(使い捨てではないもの) 2セット/1人 但し現在使用中のものを含む
  • 処方箋薬:1ヶ月分
  • 医薬品、医薬部外品【育毛剤含】:2ヶ月分 / 1人 外装の用法・容量により計算
  • 外用薬 (軟膏、点眼薬等):1品目24個/1人
  • ビタミン剤 2ヶ月分/1人 外装の用法・容量により計算
  • 化粧品類 (石鹸、浴用剤等):1品目 24個/1人 (類別毎に)
  • 家庭用医療機器【電気マッサージ等】:1セット以内
  • 医薬用具(体重計、体温計等):家庭用1セット
  • 絹反物
  • 包丁、ナイフ、度付眼鏡など
  • 食器、台所用品

 

これら数量制限のあるものは、別送品のサービスを行っている業者に前もって確認し、確かな情報のもとに梱包するのが良いでしょう。

別送品のサービスを行っているおすすめの日本の業者はこちらの記事をご参照ください。

 

3.別送品の手続き

別送品を梱包し、業者に託したあとは帰国して荷物が届くのを待つだけ!ではありません。

別送品の受け取りを完了するには日本での輸入通関手続きに際し、『別送品申告書』が必ず必要になります。

別送品申告書は入国手続きの際に渡される黄色い用紙のことです。

テロの未然防止や密輸阻止を図り適正な通関を行うために、平成19年7月から日本に入国(帰国)する全ての人にこの用紙の提出が義務付けられています。

(別送品申告書に関する詳細はこちらの税関ウェブサイトをご覧ください。)

空港に到着したら、以下の要領で手続きを済ませましょう。

①荷物引取時もしくは入国までに 別送品申告書を2枚記入する。

記入例は4.申告書の記入例をご参照ください。

②2枚の申告書を持って、税関の係官に提出する。

現在自動化ゲートが設定されているようですが、必ず有人レーンを通りましょう。

入国確認印が必要になるためです。

③入国確認印が押印された1枚を受け取る。

④その1枚を別送品の輸送を頼んだ業者の委託カウンターに提出する。

委託カウンターはだいたい.手荷物一時や預りカウンターや宅配カウンターの場所に設置されています。

業者によって異なる場合もありますので、前もって提出先を確認するようにしましょう。
また、税関の係官に「お客様にて保管をしておいてください」と言われることがあるようですが、必ず到着空港の委託カウンターに提出しましょう。

ここまで完了できればあとは別送品の到着を待つのみとなります。

 

4.申告書記入例

欧州ヤマト運輸ウェブサイトから抜粋

 

5.まとめ

別送品は身の回りの荷物をスーツケースとは別途日本の住所に送るもので、荷物が限られている主に学生などに大変便利なサービスです。

ただし、なんでもかんでも送れるわけでなく輸入禁止品や規制品、数量規制のあるアイテムも法律で定められているので前もった確認が必要です。

また、別送品の手続きは入国時の別送品申告書の提出により完了します。

くれぐれも申告書を提出し忘れないようにしてください。