フランス人と日本で結婚する手続き⑥手続き成功のための秘訣8ケ条

フランス人と日本で結婚する手続きを完全レポートするこのシリーズもいよいよ最後となりました。

最終回は「手続き成功のための秘訣8ケ条」です。

この半年あまりの結婚の手続きで感じたことや、こうしておけば良かった、と思ったことを大事なポイントとともにお伝えしていきます。

これから手続きに挑む方は、アドバイスとして是非参考にしていただけると幸いです^^

 

1.道筋立てて6ヶ月スパンで考える

1月29日にプロポーズされてから、すべての手続きを済ませた5月10日まで3か月と2週間弱。平均的な数字はわかりませんが、どちらも日本に居住していない状況でのこの早さは相当ストレスの多いものでした。

国際結婚の手続きにかかる作業は精神的な負担が大きく、カップルの絆と忍耐力が試されます。

必要以上のプレッシャーを与えないためにも、結婚が決まった時点で、まずはざっと6か月を見積もってください。

もし婚姻届を提出したい特別な日があれば、そこから逆算して6か月。

現時点から準備をするなら今から6か月。

6か月分の行動を書き込めるカレンダーを用意しましょう。

「半年もかかるの?」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、これは何をいつまでに用意するのか、取得にどれくらいかかるのかなどのリサーチが大変重要だからです。

何をするにもまずは徹底したリサーチから。常識の範囲ですでに頭に入っている人も、更新や変更された内容がないか、常に最新の情報をチェックしてください。

リサーチが終わったら、戸籍謄本や出生証明書など、発行された日から決められた期間内に提出しないと効力を失う書類をチェックします。

そして婚姻届を出したい日からその決められた期間だけ遡った日に印を付けておきましょう。

あとの書類は自分たちが準備しやすいように順序を決めてみてください。

ただし、プリンターのインクがなくなったり、急な体調不良で動けなくなったり、予期せぬハプニングはつきものです。そういったことも見越して、早め早めのスケジュールを立てましょう。

私たちの場合は、すぐに準備できるパスポートのコピーなどをいち早く終わらせました。

単純作業であっても、書類が揃っていくだけで心の安定につながります。長い目で6か月、着実に進んでいきましょう。

 

2.大使館のホームページは一字一句見逃さない

シリーズ3回目の『フランス人と日本で結婚する手続き③魔の婚姻要件具備証明書』で詳しくお伝えしていますが、フランス大使館の情報を見落としたために、私たちは大パニックに陥りました。

リサーチの段階でどうしてもっと良く読まなかったのか、何度も悔やまれました。

自分たちにはぬかりがないと思っていたんです。2人で何回か読んだページだから大丈夫だと、高を括っていたんですね。

この「間違った思い込み」は、ある程度リサーチを進めて気持ち的に余裕が生まれる頃が一番危ないです。

ここで思い込みができてしまうと、たとえ読み返しても、見落とし箇所に気付きにくくなるからです。

これは私の持論ですが、米印(※)で示されている注意書きほど読みたくなくなるような。。

鉄則は、大丈夫だと思っても、新しい情報を読むかのごとく内容を確認することだと思います。ここを徹底しておけば、怖いものなんてありません。

 

3.わからない時は担当窓口に

私の良くない癖は、何かわからないことがある時とまずパパッとGoogleでそれらしき情報を集めることです。今はどこにでも情報が溢れているし、国際結婚を経験した方のブログなどは今までもお世話になってきましたし。

でも、ここで履き違えてはいけないのが、本当の情報は担当窓口でしか手に入らないということです。

これ当たり前のことですが、実際はなんでもかんでもすぐ問い合わせることを躊躇なさる方結構多いと思います。

私もその一人ですし、全くのリサーチがない段階でぶっきらぼうに聞くのは見当違いだとは思います。

でも解決するただ一つの方法、しかも一番早い方法は、担当窓口に直接聞いてみるということなんですよね。

私たちもフランス大使館には本当にお世話になりました。

メールの量が多すぎて途中怒られもしましたが、わざわざ高い旅費を払って日本に行く私たちには、聞かずに自分たちの理解だけで進めることのリスクが大きかったのです。

実際、質問が明確であればあるほど、担当者の方も明確に答えてくれます。

書類の書き方が不安だったりした場合は、とにかく迷わず問い合わせてください。そうして一つずつ確実に準備を進めていってくださいね。

 

4.Google Driveに必要書類のデータを保存、シェアする

必要書類や関連書類が集まってくると、それを大切に保管しておくファイルが必要になりますね。

ここで是非実行して欲しいのが、すべての原本において電子コピーを作成するということです。

スキャナーで取り込み、データで保存しておけば、毎回大事なファイルを取り出さずとも、パソコン上で進捗の確認もできます。

ここで、データ保存におすすめしたいのがGoogle Driveです。私たちはここで共有のフォルダーを作り、どこにいても内容が確認できるようにしました。

最終的には日本の私の両親ともシェアし、何かあった場合はそこからプリントアウトしてもらえるようにしました。

ちなみに、1.でお話したカレンダーも、私たちはここでシェアして「いついつまでにはこれを終わらせないとまずい」というやり取りをしていました。

是非活用してみてください。

 

5.Google翻訳は意外な救世主

またしてもGoogleのサービスですが、皆さんはGoogle翻訳使ったことありますでしょうか。

私は辞書を開くのが面倒臭い時に、だいたいの意味を探るためによく使います。

変な翻訳になってしまうから信用できない、という意見には私も賛成ですが、多くの場合は日本語に(もしくは日本語から)変換した場合だってご存知でしたか?

私は旦那と英語で会話しますので、フランス語→英語→日本語のようにすると、意味が途中でおかしなことになって理解するのが難しくなります。

英語→日本語でも、うまく翻訳できない定義などが多いため、混乱します。

しかし、フランス語→英語の場合は言語そのものの性質のためか、Google翻訳を使ってもかなり意味を成す内容になるんです。

もちろん「なんじゃこりゃ?」という部分も出てきますが、だいたいが理解できるために大まかな趣旨を掴むことができます。

なぜこれが便利だったかというと、フランス大使館ホームページ上の膨大な情報を理解するためです。

初めの頃は、彼が口頭で必死に英語に訳してくれましたが、耳で入ってくる情報だけなので私の集中力が持たず断念。

やけになってGoogle翻訳に全文をコピーしてみたところ・・・結構わかりやすい!!

それだけでなく、今度は目で文章を確認できるので、彼が補足的に説明するだけですんなりと頭に入っていくんです。

と、いうことで、フランス語があまりできず、基本的に英語でコミュニケーションを取っているカップルに限定したポイントかもしれませんが、もしそのようなカップルがいましたら、Google翻訳是非活用してみてください。

 

6.コピーは2部余分が基本!彼とあなたと1部ずつ

これは説明するまでもありませんが、書類のハードコピーを作成し保管する時は、2部用意する癖をつけましょう!ということです。

理由は単純。1部だと紛失するリスクが高くなるからです。

そもそもコピーを取る時点で、原本があるわけですから、この原本さえきちんと保管しておけば問題ないかもしれません。

しかしたとえ提出た後でも、どの書類に何を書き込んだか、などという情報が後で欲しくなる時もあります。

例えば、提出する時期が別の書類。どこに書かれた情報にも矛盾がないよう作成する、というのは大変重要なポイントです。

しかし、数日前に提出した書類でも、内容のすべてを記憶しておくのは難しいです。

そういったことも考慮してコピーは全書類取ることをおすすめしているのですが、部数は2部を基本にしてみてください。

そして、1部ずつをそれぞれが責任を持って保管する

たとえ片方がなくしてももう片方が持っていることは心強いですし、「あなたがちゃんとしてないから無くなった、どうしてくれるんだ!」などという状況も回避できます^^汗

お互いがお互いを補い合えるようなベースを作りこんでいってください。

 

7.親とのコミュニケーションを大事にする

これは、実際に私が痛感したことで、当てはまらない方もいらっしゃると思います。

旦那はともかく、私は両親にあまり日頃の悩みなどを話しません。

海外にいるというだけで十分なのに、それ以上いらぬ心配をかけたくない、という思いからです。

プロポーズされてから書類の準備をしている段階でも、実際はストレスとプレッシャーで精神的には限界でしたが、両親とは事務的なこと以外は世間話をするくらいでした。

それ自体は間違っていたとは思いません。

でも、2人の将来について私たちが考えていることなどはこまめに伝えていくべきだったなと反省しています。

というのも、旦那が日本に着いてから婚姻届を提出するまでの間、旦那から正式な挨拶等をしました。私たちにとっては過去4年半で積み上げてきた信頼関係の元に、毎日話し合ってきたことでした。

でも、今考えれば私の両親はそういったベースを共有していません。

そんな中で、プロポーズ→婚姻届があまりにも早く進んでしまい、新居も、新天地も、仕事も、ビザも、何もかもはっきりしていない状況で

「娘さんを幸せにします。」

と言われても、心の準備と思考プロセスがついていかなかったんだと思います。

その時は予想外と思った口論も、今振り返れば両親の正当な不安の叫びだったのだな、、と。

心配を最小限にするために、小さなことはいちいち話さないという私のスタンスはこれからも変わらないと思います。

でも今回の件での最大の反省は、大事な2人の将来についてもっと両親と話し合う機会を持つべきだったな、ということです。

家庭の状況などはそれぞれだとは思いますが、結婚は、家族が増えるということです。

今まで育ててくれたご両親にこれからも心強い味方でいてもらうためにも、大事なことは共有していきたいものです。

 

8.根気よく毎日話し合う

冒頭でも申し上げましたが、国際結婚の手続きは忍耐と根気の勝負です。

焦りは禁物ですが、予定通りに進まなかったりすると焦ってしまうのは当然のこと。

日々の仕事や家事をこなしながらのそうしたストレスは2人の関係も危ういものにしてしまいます。

当たり前のことですが、これは決して一人で頑張れるものではありませんし、もっと言うと、これからの長い人生を一緒に歩んでいく覚悟を決める最初の共同作業でもあります。

ここで大事なのは何と言ってもコミュニケーションです。

私たちは、婚姻届の提出まで何度も言い合いになったりお互いイライラをぶつけたりしました。

それでも「お互いに向き合う」ということをやめたことは一度もありませんでした。

旦那の長所も短所もよく見えた数ヶ月でしたし、「ああ、そんなことを考えていたのか」と知らない一面を発見する数ヶ月でした。

その数ヶ月間、何度もぶつかり合うのは正直精神的にかなりキツイです。

でも、

言いたいことは言う、

正直に話す、

間違っていたら素直に謝る、

言ったことには責任を持つ・・・

こうしたことを徹底してコミュニケーションを取り続けたことで、お互いの仲はとても深まりました。

一緒にやっていくパートナーがいるということはこんなにも心強いことなのか、と感じることができました。

皆さんも、人生をともにしたいと思える今のパートナーに出会えたのです。

辛くても諦めずに、根性と気合いと思いやりで乗り切っていってください^^!

 

いかがでしたでしょうか。

国際恋愛、国際結婚と言っても本当に人それぞれです。

上に書いたことがすべての人に良いアドバイスになるとは思っていませんが、大変でも乗り越えた人がいる、ということを励みにしていただければ幸いです。

 

皆さんの国際結婚に幸あれ!