国際結婚に不安を抱えているなら〜デメリットをメリットに変える考え方〜

大好きなあの人と国際結婚を真剣に考えているあなた。

将来のことについて様々な不安があると思います。

私もプロポーズされた日こそ幸せでふわふわしていましたが、その後とてつもない不安と心配におそわれて結婚が怖くなりました

将来のことを具体的に考えれば考えるほど、

「もし○○になったらどうしよう」とか

「本当にやっていけるのだろうか」

といった後ろ向きな気持ちに支配されて、毎晩のように「国際結婚」というキーワードで関連する記事を探して読んでいました。

状況は人それぞれ違うとわかっていても、国際結婚の半分は離婚してしまうという数字ばかり気にしたり・・・

とにかく失敗する理由ばかり探してかなりの鬱状態に。

それでもいろんな方のアドバイスや、すでに国際結婚されているカップルの方々から実際にお話を聞いて自分なりに国際結婚そのものに対する考え方を少しずつ変えることができました。

そこで今回は不安を抱えているみなさんに国際結婚のデメリットをメリットに変える考え方をご紹介したいと思います。

いつでもポジティブにいるのは簡単ではありませんが、少しでもお役に立てれると幸いです。

 

1.言葉の不安に対する考え方

国際結婚において切っても切れない問題が言語です。

中には帰国子女の方もいらっしゃるでしょうし、この点であまり不安を感じていないカップルもいると思います。

ここでは私と旦那のように今からお互いが頑張ってそれぞれの言語を学んでいくケースに絞って考えたいと思います。

日本で今のお相手に出会い、向こうの国にこれから移住するという方。

今はまだそのつもりはないが、将来的にそうなる可能性もあるという方。

一定の年齢を過ぎてからの言語の習得は時間もかかりますし、忍耐と努力が求められますよね。

ある程度の能力があっても、話についていけないと楽しくないですし自分の言いたいことが言えないことほどもどかしいことはありません。

私も簡単な日常会話ならフランス語でもだいぶ理解できるようになりましたが、カタコトの返事しかできないことがすごく辛いです。

また、私の両親も彼と日本語が話せないことがやはり残念で、英語でなんとなくやり取りこなしているだけです。

こうしたことから生まれる将来の不安をどのようにポジティブに捉えればいいのでしょう。

私は、お互いの言語習得を生涯学習だと考えることにしました。

毎日毎日少しずつ努力を重ねて一生をかけて学んでいけばいいんだなと。

昨日までできないことが今日明日で急にできることなんてありません。

でも毎日続ければ1ヶ月後、1年後、5年後、10年後と確実に進歩していけるはずです。

今できないことに対して自分を卑下するのも相手にプレッシャーをかけるのもやめました。

何歳になったって人生には学ぶべきことは溢れています

あなたにとってその一つが言語だったというだけです。

所詮はみんな生涯学習。ゆっくり焦らずいきましょう。

ちなみに、私のもう一つのモチベーションはずばりボケ防止。多言語を話せる人はボケにくいそうですよ。

2.家族に頻繁に会えないことに対する考え方

国際結婚で日本を離れて生活することになる方々には、大切な家族や友人たちと離れることに対する不安悲しみがあると思います。

私がイギリスに向けて日本を出たのは19歳の時でした。

当時は大学という夢がありましたし、自分のことで精一杯だったので家族の面倒を見るといった点で不安になることはありませんでした。

ところが今大人になって、日本に帰って暮らすという選択肢があったにもかかわらず私は今の旦那と国際結婚することを選びました。

そして将来的にはフランスに移住するつもりです。

日本にいたらたとえ離れていても必要であればいつでも会いに行くことができますが、それが難しくなります。

会えない寂しさや一緒にいてあげられないことに対する罪悪感でいっぱいでした。

でも離れている分、離れているからこそ、私は今までもいろんな方法で感謝を伝えてきました

  • 誕生日や記念日には欠かさずプレゼントとカードを送ったり
  • 週末には長電話をしたり
  • 日々の生活ぶりをこまめに写真で送ったり
  • 余計な心配をかけないよう小さい悩みは自分で解決したり。

日本にいたら「会おうと思えばいつでも会える」ということに甘えて出来る限りの事を尽くさなかったと思います。

次にいつちゃんと会えるかわからないからこそ、毎日を大切にする。家族だけでなく友達にも言えることです。

そうやって、関係を維持する努力が出来るのは離れているからこそだと考えるようにしました。

事実、日本を離れてからの方が家族との絆はずっと深まったと思っています。

会えることにこしたことはありませんが、このように考えることで少しは肩の荷をおろしてください。

3.時差に対する考え方

時差は物理的にどうしようもないですよね。

いくらでもうだうだ言い続けることはできますが、そう言ったところで時差を変えることはできません。

私はイギリスで長く生活しているので日本とは8〜9時間の時差をかれこれ7年続けています。

ここまでくると慣れるものですが、今でももどかしさは変わりません。

旦那が1時間差のフランスに時間を気にせず電話しているのを見ても毎度「いいな」と羨んでしまいます。

こういったどうしようもない問題に対するポジティブな捉え方としては、時差は自分にとってプラスであると考えることなんです。

例えば私はこんな風に考えます。

  • 時差のおかげでタイムマネジメントがうまく出来るようになった
  • 時差のおかげで「今日中に返事ください」などの期限が半日以上伸びる
  • 時差のおかげで行きたくないパーティーなどにも「今日親とスカイプするから〜」と断るいい理由ができる

・・・などなど。

以前の私は時差のせいで、や、時差があるから〜できない、というようにブツブツ言っていました。

ある日こんなんじゃダメだと気づき、時差があることで私にプラスになっていることがあるはずだと考えるようにしたんです。

あなたにとっても時差がプラスになっていることきっとあると思いますよ!

4.お金がかかることに対する考え方

国際恋愛って何かとお金がかかりますよね。

以前、フランス人と日本で結婚する方法とそのプロセスについてシリーズでご紹介しました。(詳しくはこちらの記事を見てください)

そこでやはり国際結婚には飛行機代だけでなく通訳のお金や書類作成にかかる費用などなど何かにつけて出費がかさむということを身をもって経験したわけです。

私の旦那は来年日本で1年間ほど日本語学校に通う可能性があるのですが、日本語学校の学費ってやっぱり結構高い・・・

将来フランスに移住した後に子どもができたりしたら里帰りの度に飛行機代が3人分、4人分と増える・・・

とこんな調子でお金がどんどん出ていきます。

旦那にはちょっと失礼ですが今のところ残念ながら玉の輿にのった雰囲気ではないので、金銭面で将来に対する不安は人一倍大きいです。

どうにかして節約せねば、お金を貯めねば、と思えば思うほど気持ちだけが焦っていきます。

最近そんな風にしてお金のことばかり考えていました。

そこである日ふと気づきます。

お金のことばかり考えて、具体的にどうしようとか建設的なこと一切考えなかったなあと。

金銭面での悩みって尽きないと思うんですが、私はここで

「だったら1円でも効率的に稼げるもしくは貯めれる方法を考えて実行しよう」と決めました。

お金がないな、どうしよう、と言っている時間こそが最大の無駄であり、今できることを淡々とやることに集中すべきだなと気づいたんです。

そこでいろいろとリサーチし、単発でできる翻訳の仕事やら友達の店の手伝いやら日本語の先生っぽいことやらを始めました。

将来のお金に対する不安は自分でどうにかしなきゃ何も変わらないんですよね。

「でも何を始めたらいいかわからない」

「自分に何ができるかわからない」という方には

とにかくいろんな可能性を探してみてください。

まず家族や友人に相談することは重要な第一歩です。日本語教師の相談は私も友人が紹介してくれました。

インターネットも心強い味方です。あなたと同じような悩みを持った人がたくさんいる証拠ですね。

お金が不安なら頑張って稼ぐ、貯める、どうにかする!その気力さえあればなんとかなります。

5.ホームシックに対する考え方

ホームシックって皆さんはなったことありますか?

私は海外生活が長いこともありイギリスに来た当初よりかは少なくなりましたが、ふとどうしようもない孤独感におそわれる時は今でもあります。

あれが食べたいな、とか、○○ちゃんに会いたいな、とか、温泉に浸かりたいな、とか、とにかく日本に帰りたいな、などなど・・・

ホームシックの解消法についてはこちらの記事で紹介していますが、寂しさで冷静さを失うと

「なんでこんな辛い思いをしてまで私はここにいるのだろう」

「なんでこんなところに来てしまったんだろう」

と今の現状に疑問を持ったり否定したくなってしまうと思います。

辛いことと同じくらい、その倍くらい、楽しいことや幸せなことがあるのにそれらを忘れてしまうんですね。

そんな時は、こう考えてみてください。

今のその辛い心境は、人の痛みがわかるようになるためにあるんだ、と。

私は中学生の時にイジメにあったり、うつ病予備軍や不安症と診断されたり、できればしたくなかった辛い経験をしてきました。

私よりももっと波乱万丈な人生を送られている方もきっとたくさんいらっしゃると思います。

でもそういった人たちに巡り合うたびに思うことは

「人の痛みがわかる人間になれて良かった」ということです。

ホームシックは、離れて暮らす人にだけわかる特別な感情です。

いろんな試練を経験することで私たちは強くもなれるし、人を思いやれる優しい人にもなれるんです。

いつか誰かを元気づけてあげられるように今はたくさん経験しましょう!

6.自己中な決断に対する考え方

国際結婚って自己中だと思いますか?

国際結婚って親不孝だと思いますか?

私は思っていましたし、正直にいえば今も思います。

今の旦那と幸せになる道を選んだわけですが、将来フランスに移住することによって親の介護の問題や、子どもの教育の問題など考えれば考えるほど自分勝手な決断をしたもんだなと思うわけです。

心の底からそう思っているというよりは、どうしようもないことに未だに前向きになれていない部分があるんだと思います。

旦那との結婚に踏み切る前は「親不孝」な選択をしようとしている自分がいやでいやでしょうがなかったです。

それでもやっぱり一緒にいたかった。結婚して家族になりたかった。

そこで結婚を決意できたのは

「今この決断に120%自分で責任をもって生きていくんだ。」

という考え方が持てたからでした。

  • 自己中な決断をしているからこそ、
  • 親に迷惑や心配をかけずに、
  • 金銭的にも自立して、
  • 年に1〜2回が必ず帰るし、
  • 健康でいられるように食事と運動に気にかけ、
  • 相手の言語も習得し、
  • 幸せな家庭を作る。

こうやって、本当の意味で自立する覚悟を決めたんです。

人になんと言われようと、誰がどれだけ心配しようと、あなたの人生はあなたが決めるべきです。

そして、あなたが決めたことにはあなたが責任を持つべきです。

そういった覚悟がついてはじめて少し晴れ晴れとした気持ちであなたの欲しい未来や結婚のあり方を考えられるようになりますよ。

7.アイデンティティーの喪失に対する考え方

移民として海外で暮らしていると、「自分が日本人であること」を嫌でも考えさせられることがあります。

私は日本人であることに誇りをもっていますし、イギリス人にもフランス人にもなりたいと思ったことはありません。

でもネイティブのように英語が話せるのに「日本人」と言う理由だけでいろんなことが制限されたり、はたまた日本に帰れば「外人かぶれ」だと冷やかされたり。

こんなことをいちいち気にしたりはしませんが、私は一体何者なのかと言うのが時々わからなくもなります。

このことについてモヤモヤしていたある日、昔の同僚に

「君はイギリスでは最も日本人に違い日本人で、日本では限りなく日本人から遠い日本人なのかもね」

と言われました。

そして、

「でもそれが今のあなたを作っているのだから胸を張っていればいい」

「あなたにしか見えない世界の見え方をいろんな人と共有していけばいい」

と言ってくれました。

つまり、日本を離れてみてはじめて意識する私の日本人としてのアイデンティティーは、日本にはない海外の文化や常識を知ったことで常に進化してきたんですね。

それら全部が今の自分を形成しているのだから、自分らしささえ失わずにこれからも進化し続ければいいだけなんだと。

国際結婚をすることで日本人としてのアイデンティティーを失うかもしれないと不安を抱えているなら、それは喪失でなく進化だ、と考えてみてください。

日本の中でも常識にとらわれない自分だけの生き方をしている人はたくさんいます。

そして国際結婚をして同じような状況にいる人は世界中にたくさんいるということをお忘れなく!

 

 

いかがでしたでしょうか。

国際結婚には同じ人種同士の結婚にはない悩みが山積していますし、中に間は自分の力ではどうにもならないこともたくさんあります。

でもだからこそ考え方、捉え方を変えることは前に進むために非常に重要です。

今の不安でいっぱいのあなたの目の前の霧が少し晴れて、幸せの一歩を踏み出せますように