どんな意味か絶対知っておきたい英語圏のジェスチャー20選

外国人の方のジェスチャーってちょっと大げさだな、なんて感じることありますよね。

でも一つ一つにちゃんとした意味がある場合が多く、それを知っているのと知らないのだとコミュニケーション能力に差が出てきます。

そんなわけで今回は、是非知っておいていただきたい英語圏のジェスチャーを例や解説付きでご紹介したいと思います!

1.Knock on wood/机をコンコンする

外国人の方が話の途中で急に机をコンコンとすることがあります。

その後に特にコメントが続くわけでもないので

知らないと「え、なになに?」と焦る方もいらっしゃると思います。

これは、英語圏の代表的なサインでKnock on woodを指し、幸運を逃さないようにする時に使われます。

『言葉にしてしまうと、それが起こらなくなる』という迷信に基づいているんです。

例えば、

I really feel that I can do great at the exam this time.

(今回の試験ではよくできる気がするんだ!)

と言った人が、言った後に机をコンコンとします。

ここでは、「よくできる気がする」と発言したことで逆に運気を逃し、反対の結果が訪れないようにしているのです。

もう1つ例を紹介します。

Tomorrow is supposed to be really sunny.

(明日は天気がすごく良くなるらしいよ。)

と言ったので、隣にいた人が机をコンコンとします。

「天気がよくなる」と言ってしまったことで、逆が起こらないようにとっさに机をたたいたのですね。

Knock on woodというだけあって、もともとは木製の板をたたいたりするのが基本でした。

ですが今は「拳で何かをたたく」というジェスチャーだけが見られる場合が多いです。

 

2.Quotes/ ”  ”を指で示す

話をしている人が両手の人差し指と中指を出して、それを同時に曲げるようなサインを見せた場合はquotesのジェスチャーをしています。

Quotesは日本語でいうところのかぎかっこですので、誰かが発言した内容を指しています。

このジェスチャーが出た時は、そのかぎかっこの中のようには「思っていない」ということを意味していることを覚えましょう。

例えば、

Yeah the movie was “great”.

(ああ、映画は良かったよ。)

これを言った本人は、映画が良くなかったと思っているんですね。

この人の友人か誰かが「良かった」と言っていたのでしょう。でも本人はそれに同意していない、ということになります。

他には、

The event was “fun”.

(イベントは楽しかったよ。)

これも、言った本人は「楽しいからおいでよ」とでも誘われて行ったのでしょう。結果的には全然楽しくなかったようですね。

このように、quotesのジェスチャーが付くと皮肉が込められた文章になります。

はじめのうちは慣れるまで、相手が使った背景をよく考えるとよいでしょう。

 

3.Crazy/頭おかしい・キチガイ・ヤバイ

現代の日本語では「ヤバイ」が一番しっくりくるのがCrazyという表現です。

厳密には「気が狂った」という意味がありますが、いろんな場面で使われますので、感覚としては「ヤバイ」くらいがちょうどいいと思います。

そんな「ヤバイ」人、ちょっとおかしい人、ぶっ飛んでる人を表す時のジェスチャーは人差し指で頭の横で円を描くようにします。

2回くらいクルクルとするのが一般的です。

Crazyのことを指して、craycrayということもあります。

いずれにせよ、こちらのジェスチャーで合わせて使えると良いですね。

 

4.Fingers crossed/指を組む

人差し指と中指をクロスさせるジェスチャーのことをFingers crossedといいます。

これは、先ほどのKnock on woodの逆バージョンともいえると思います。

ある事柄が願うとおりになりますように、という意味です。

例えば、

I hope I will pass the interview.

(面接に受かってるといいなあ。)

と言いながら、指を組むサインをします。面接に受かるように願っている、という意味になりますね。

他にも、

This is the first time for me to bake this cake so….fingers crossed.

(このケーキを作るのは初めてなの・・・うまくいくといいな。)

と言いながらこのサインを作り、ケーキがうまく焼けることを願っているわけです。

 

5.Money/お金

お金を表すジェスチャーは国や地域によっていろいろあるようです。

英語圏の場合は人差し指と中指、それから親指をすり合わせるようにして表します

 

6.Come here/こっちに来て(ください)

これはご存知の方もいらっしゃると思いますが、英語圏の場合誰かを呼ぶ「こっちきて」サインは日本と真逆です。

日本では指のほうが下に向いて、おいでおいでをするようにしますよね。

英語圏では指のほうが上に向いていて、どちらかというとオーライをする感じになります。

これだと、された場合はなんとなく察しがつきますが、相手に日本のやり方でやっても混乱するだけなんですね。

相手を呼ぶときはオーライで、と覚えておきましょう。

また、もし相手が手のひらではなく人差し指だけを上に向けてクイクイっとした場合要注意

これはあまりいい合図ではありません。

呼んでいるのは確かですが、注意されるか、怒られることを覚悟しておいた方がいいでしょう。

 

7.Shoot me now/もう無理

人差し指と中指だけ伸ばしたまま親指を立てる銃のサイン、ありますよね。

これで自分の頭を打つジェスチャーがあります。これはShoot me nowという意味です。

英語圏独特の表現のため、日本語に匹敵する表現がわかりませんが、Shoot me nowは主に2つのパターンで使われます。

1つは、何かがあまりにもつまら過ぎる時

大学の授業や、観ている映画などがつまらな過ぎてもう死んだ方がマシ、という少々大げさなジェスチャーです。

もう1つは、最悪の状況や結果に対するリアクションとして使う時です。

例えばテストや面接がボロボロの結果に終わった時や、

別れた彼が自分の部署に異動になり一緒に働かなくてはならなくなった時、

飲み会でつぶれてみんなのいる前で思いっきり吐いた時、

などなど・・・

こうした最悪の場面に対して、このようなジェスチャーをすることがあります。

 

8.Remember/覚えておいて

人差し指でこめかみの部分をトントン、とするジェスチャー「覚えおきなさい」という意味です。

例えば講義の中で大事なポイントがあった時に、教授がこのジェスチャーをします。

ここは大事だから覚えておきなさい、という意味です。

他には、ハウスメイトがあなたにゴミ出しを忘れないように言ったとします。

あなたが違うことをしながら聞いていたので、その友達は念を押すように『ゴミ出し』と書かれたメモを差し出して、ジェスチャーをします。

これ、忘れないでよ!という意味になります。

 

9.Whoosh/(理解不能で)参った

手を頭の前において(手の甲が上)、そこからビューンと一気に頭の上までその手を持っていくジェスチャーがあります。

これはIt went over my head.を表し、難しすぎて理解できなかった、という意味です。

誰かの話が複雑すぎたりしたときに便利なジェスチャーです。

ただし、別の使い方もあります。

冗談で言った内容を真面目にとらえた人に向かってやる場合です。

これは多くの場合、「こいつは冗談も通じない」という人をバカにした表現ですので、使う場合は注意が必要です。

 

10.Hold on/ちょっと待って

ちょっと待って」を表すジェスチャーは主に2つあります。

1つ目は人差し指を立てるやり方

こちらはOne second./Just a moment.という意味になります。

実際に”Can you give me one second?”と言いながら人差し指を立てたりします。

2つ目の方は使い方も意味も少し異なります。

手のひら(多くの場合は両手)を相手にむけてストップサインを出すジェスチャーです。

こちらも「待って」という意味はありますが、相手の言っていることに対して強く反対したい時に使われます。

例えば、

Yesterday you said you were coming back before 5pm for sure.

(17時には絶対戻るって昨日言っていたでしょ!)

という言い分に対して、このジェスチャーをしながら

Wow wow wow, wait there. First of all, I did not promise anything and 5pm was just a guess.

(いやいやいやちょっと待った。まず、約束なんてしなかったし、17時だってただの目安だった。)

と反論することができます。

相手が話を続けるのを遮っても反対したいことがある場合には効果的なジェスチャーです。

 

11.Phew!/ああ良かった・あぶないところだった

片手で額の汗を拭うようなジェスチャーは「ああ良かった・・」という安堵の意味を表します。

例えば財布がないことに気づいたあなたはさっきまでいた映画館に急いで戻ります。

すると係の人がちょうどそれを見つけたところで、無事に財布が戻ってきたというような場合。

他にも、鍵をかけ忘れたことを思い出したが、帰ると何事もなかったという場合などです。

ちなみに、Phew!というのは日本語の「フー・・。」に相当し、安堵の気持ちを表現するときはジェスチャーとセットで言ってみましょう。

 

12.Tut tut tut/それはやっちゃいけません

人差し指を左右に振るジェスチャーは「禁止」を表します。

左右にふりながらtut tut tutという音を出すのが一般的です。

主には子どもに向けられしつけのために使われるのですが、大人にも冗談交じりで使うことができます。

例えば酔っぱらって上司に抱きついたり、二日酔いなのに風邪という理由で欠勤したりという場合です笑。

 

13.Running out of time./もう時間がない

もう時間がないですよ、を表すジェスチャーとして時計をポンポンと指でたたくというのがあります。

これはどちらかと言うとキツイ表現なので、30分以上遅れてきた相手に対してなど、強い落胆や嫌味を伝える時に使います。

もう一つは時計をじっと見るジェスチャーです。

たたくほど面と向かった表現ではありませんが、「もう時間がない」ということを相手に伝えるにはこれだけで十分です。

 

14.Hands up/お手上げ・やってられない

両手の手のひらを相手に向けて上にあげてから元の位置に戻すのはHands upを表し、日本語だと「もうお手上げ」の意味になります。

お察しの通り、相手にこれ以上説明しても意味がないと感じた時に使うジェスチャーです。

ただし、多くの場合は

「そもそも人の話を聞く態度じゃないしね」や、

「はいはい、あなたのおっしゃる通りです」

といった皮肉が込められていることを知っておきましょう。

 

15.So-so/まあまあ

まあまあは英語ではso-so。これは中学英語でも習うと思います。

このso-soを表すジェスチャーがあります。

手のひらを下にして中指を軸にするように手を上下に傾けます。この時手首から先だけ動かすのがポイントです。

So-soという言葉を言わずに、このジェスチャーだけで済ます会話もあります。

他にも、同じ動作では「だいたい」という意味になりますので

Do you think 10 bottles of wine would be enough?

(ワインは10本くらいで足りる?)

という質問に対して、このジェスチャーをしながら

Yes, more or less.

(うんまあ)

といった受け答えも可能です。

 

16.No way/絶対ない・絶対無理

首を横に振るジェスチャーでも、こうした意味にはなりますが、もっと一般的なジェスチャーがあります。

手のひらを下にした状態の片手を胸の前あたりから横にスライドさせるような感じで動かします

これは「あなたの意見は到底受け入れられない」という完全な拒否を表します。

空気を切るような感じで「話をするのはここまで」と、対話自体を切るというかなり強いジェスチャーです。

これが両手になると少しトーンが落ちて、意味的にも「もうその話はやめてください」という感じになります。

ですから両手の場合だと言い合いを仲裁するときにも使われたりするんですよ。

 

17.Really?/眉毛を上げる

眉毛を上げるジェスチャーは、だいたいの場合は「信じられないことを聞いた時のビックリした表情」として使われます。

無意識的にそうなる場合もありますが、意識的に眉毛を上げたりする場合には

「もっと詳しく話してくれないと困る」や、

「それを本気で信じろって言ってるの?」

というような意味が含まれます。

眉毛を上げるジェスチャーは英国ではほかにもインフォーマルな挨拶にも使われます。

ここでいうインフォーマルな挨拶とは、声を出したり手を振ったりするのがはばかれる場面で使われるという意味です。

例えば会議中に遅れて入ってきた同僚に対してや、講義に遅れてきた友人に対してですね。

 

18.Calm down/落ち着いて

両手で手のひらを下にした状態でお腹の高さくらいから下に下げるジェスチャーは、Calm downつまり「落ち着いて」という意味です。

ヒステリックになっている相手に使われたり、必要以上に怒って取り乱している相手によく使われます。

また、これには「落ち着いて静かにする」という意味があります。

そこから落ち着きがない生徒に対してや、大きな声でおしゃべりをしている相手にもボリュームを落として」という意味で使われます。

 

19.Nodding/うなずく(英国版)

英国では、ただうなずく動作にもいろいろな意味があります。

あなたの主張に同意したり、”Yes”の意思がある場合2~3回ほど普通のペースでうなずくことが多いです。

一方、かなりゆっくりなペースでうなずいている場合は、

「たしかにあなたの言い分はわからないでもない」

という意味で、同意や承知には至っていません

逆に、うなずく速さが速い場合は、同意を通り越して、

「それはもう承知のことだから話を先に進めてください」

と意味もあることを知っておきましょう。

あなたの言うことに賛成です、というこれ以上にない同意は大きく1回うなずいて示されるので、これがもらえると結構うれしいですよ。

 

20.Fancy a drink?/飲まない?

これは比較的想像するに容易いジェスチャーかと思います。

親指を口元に近づけたり、グラスを持って口にちかづけるのは「飲みに行かないか」という意味になります。

だいたいは

Do you fancy a pint?

(一杯どう?)

や、お代わりの時に

The same one again for you?

(また同じのでいい?)

といった具合で、質問と同時に使われます。

また、酔ったことを表すには、同じ動作に頭を左右にゆらゆらさせるだけでOK。

親指を口元に近づけるだけでも誰かが酔っているということを表すことができるので、

Who wants another drink?

(もう1杯ほしい人ー?)

と言った人に

彼は十分飲んだからこのへんでストップ

というサインを送ることもできます。

 

いかがでしたでしょうか。

すでにご存じのものもあったかもしれませんが、ジェスチャーは正しく使わないと余計な誤解を招きかねません。

まずは使っている人をよく観察して、状況と場面を選んで自然と使えるようになってください。

ちなみに、中指を立てるFuck youのジェスチャーは周知度が高いと思ったので今回は割愛させていただきました。

(手の甲が相手側になるようにしながら人差し指と中指と立てるのも同様の意味になりますが、どちらも相手を侮辱するかなり強いジェスチャーですので、友達との間で冗談で使う以外はおすすめできません。)

正しく使って、言葉のないコミュニケーションを楽しめるようになってくださいね!