海外でホームシックにならないための対策となった時の解消法

ホームシック海外に限らず、日本国内でも一人暮らしをして経験する方もいらっしゃると思います。

私は19歳の時に大学留学のためにイギリスにきました。

あれから行ったり来たりを繰り返して早7年

昔ほどのホームシックにかかることはあまりありませんが、日本や日本の家族が恋しくて帰りたくなる時はあります。

でも7年間のうちにマスターしたホームシックにならないための対策となった時の解消法のおかげで今は寂しくなる時も元気でやれています。

ということで今回は、これから海外に行かれるみなさまやもうすでに行かれてホームシックになってしまったみなさまにその対策と解消法をご紹介したいと思います。

ホームシックは誰にでもなるいたって自然な現象ですので、あまり深く悩まずにこれらの方法を試してみてくださいね。

 

ホームシックにならないための対策

1.大切な思い出の品はどんなに重くても持っていく

ホームシックにならないようにするためには、海外でも自分の居場所を持てるようにすることが大事です。

言葉の壁につまずいたり、コミュニケーションがうまくいかなかったり、友達ができなかったりと、新しい場所では自分の居場所を作ることが難しいと思います。

そんな時に、あるだけで幸せな気持ちにさせてくれる思い出の品があると本当に心強いです。

逆に私は、荷物になるからと19歳ではじめてイギリスに来た際、思い出の品を持たずにものすごく後悔しました。

持っていくのは、あなたにとって思い出が感じられるものであれば何でもありです。

私の場合は

  • 大切な友達との写真が入ったアルバム
  • 小さい頃からずっと使っているぬいぐるみ
  • 誕生日に友達がくれた置き物

などなど(笑)、実用的でなくてもかさばっても心の安定剤として持って行きました。

思い出がたくさん詰まったものはそれだけで元気が出るパワーがありますよね。

 

2.ホームシック用に元気が出る曲プレイリストを作っておく

私が言うまでもないことですが、音楽には本当に不思議な力があると思います。

ずっと昔のことなのに、思い出の曲を聞くとその頃のことが鮮明に思い出されたりしますよね。

誰に何を言われてもダメなのに、曲の歌詞ならすっと頭に入ってきて元気がでたりもします。

こうした音楽の力は海外で寂しくなることを見込んで最大限に活用しましょう。

私の場合は自分で用意したのではないのですが、渡航する日に友達がCDを持たせてくれました。

そこにはその子がチョイスした元気の出る曲がたくさん入っていて、これには本当に何度助けられたかわかりません。

辛い時でもこの曲があれば頑張れるといったお気に入りの曲は一つのプレイリストにまとめて、聞きたい時にいつでも聞けるように準備しておきましょう。

 

3.好きなお菓子を持っていく

遠足じゃあるまいし・・・なんて思っていませんか?

味覚で故郷を感じるというのは超重要かつ海外においては贅沢なことでもあります。

もちろん、持っていくだけでなく大好きな日本の味は作れるようにしておくというのも重要です。

ただ、お菓子のいいところはパッケージを開けるだけで日本を感じられる手軽さにあります。

そして子どもの頃から慣れ親しんだ大好きな味が手に取ればそこにあるというのは、食品が手に入らない海外では大変ありがたいことなんですね。

少しかさばる場合は大きな包装から出してジップロックなどに詰め直していくことをおすすめします。

ホームシックになった時の非常食として大活躍してくれますよ。

 

4.心が落ち着くアイテムを持っていく

1.に少し似ていますが、もし「これがあると心が落ち着くんだよね・・・」というものがあれば是非持って行ってください。

私の場合は、大好きなアロマのロウソクがあったのでちょっと重たかったですが2・3本持って行きました。

このロウソクにしかない独特の香りで部屋に帰るたびにリラックスすることができました。

友達はイグサが大好きで(笑)、その子の部屋にはイグサのマットが敷いてありました。

なんでも聞けばそこに座って瞑想することが日課なんだとか。

日本にいる時からやっていることなので、それがあることが彼にとっての「当たり前」を作る大事な要素だったんですね。

海外渡航にはいろいろと制限もありますが、海外でも心の安定が保てるアイテムであれば是非持っていくことをおすすめします。

 

5.連絡手段を徹底して確保しておく

今はネットがあればどこでも繋がれる時代ですので、あまり心配する人はいないと思います。

でも国外で使うデータ制限は携帯電話会社によって違いますし、そうした細かいところを行く前によーくリサーチして行ってください。

例えば私の場合はイギリスでSIMを購入したので、イギリスの電話会社と契約していました。

長期休みを利用してフランスに遊びに行った時にデータがなく日本とうまく連絡が取れないことに・・・

どこにいてもどんな状況でも日本の家族・友人と繋がっていると感じられることは海外で非常に重要です。

他にも、LINE以外のコミュニケーションアプリをバックアップとして親の携帯にインストールしたりもしました。

大丈夫だとは思いますが、連絡手段はいくつかに分けて確保しておきましょう。

 

6.日本人コミュニティーに人脈を作っておく

日本人が全くいない秘境に行かれる方もいらっしゃると思いますが、多くの場所ではすでに日本人がある程度暮らしています

わかりやすいコミュニティーとして存在する場合もあるでしょうし、日本関係のイベントを通して知り合う場合もあります。

最近はMeetup.comなどの有志の集まりも盛んですので、ネット上で検索することもできると思います。

どんな経緯にせよ、可能な範囲で日本人の方との人脈を作っておくのは重要です。

もちろん無理して気が合わない人とは日本人だからという理由だけで友達になる必要はありません。

でもホームシックになった時に一番気持ちがわかってくれるのは同じ境遇にいる人たちです。

ホームシックの時には気軽に日本語を使って話せたりするだけで落ち着いたりします。

これからお世話になることも出てくるはずなので、現地人でも日本人でも人脈形成には抜かりがないようにしておきましょう。

 

ホームシックになってしまった時の解消法

1.「自分に起きた変化」を書き出す

ホームシックが起きている時、私たちは

「環境の変化に動揺して過度のストレスがかかっている状態」にいるんだそうです。

別に大したことがあったわけでもないのに、なんとなく平常に暮らしているのに急にホームシックにかかってしまうのは

  • 土地
  • 言葉
  • 文化
  • 景色

などのあらゆる変化ストレスと認識されて蓄積されてしまうからなんです。

ストレスだと自分では思っていなくても脳と体がそう反応してしまうので、実際ホームシックにかかって困惑する人も多いと思います。

そこで、日本を離れてから自分に起きた環境や生活の変化をまずは書き出してみましょう。

食べ物も違う、通貨も違う、バスの色も違う、お店のスタイルも違う・・・という感じでどれをとってもかなりの変化の中に自分がいるということに客観的に気づくことができると思います。

そして、

「これだけの変化がストレスとしてふりかかっていたならホームシックになっても当然だわな」

と今の自分を認めてあげてください。

全てはホームシックになったこと、それが全く自然なことであるとを確認することから始めましょう。

 

2.疑似体験をする

1.では変化を書き出しました。

次はその変化の差を縮めるように、今の場所でできる限りの疑似体験をしてみてください。

例えば、

日本食レストランがあればそこに行くのもいいです。

浴衣を持ってきているならそれを着るのもいいです。

日本の映画を見るのもいいと思います。

アジアンショップで日本の商品を大人買いするのだっていいと思います。

日本の家族や友達と時間が許す限り話すことも大事です。

とにかく、海外にいても日本を感じられる方法を自分なりに見つけて実行することで、「変化」への対応力をつけていくんです。

そして

「海外にいるからって日本でしていたことが出来ないわけじゃないんだな」

ということを体験を通して徐々に脳に記憶させていってみてください。

これこそが海外で生活していく上での大事なサバイバル力になっていきますから。

 

3.人に話す

ホームシックであることを誰かに打ち明けるのも乗り越える方法の一つです。

できれば現地の日本人や、現地で会った他の外国人がいいと思います。

ホームシックを実際に体験し、あなたの辛さがわかってくれる人でないとあまりあなたの力にはなれないかもしれないからです。

私も学生の頃ホームシックになった時に、同じ留学生だったハウスメイトのドイツ人の子に話したことがあります。

私としては話を聞いてくれたことだけで十分ありがたかったのですが、打ち明けたことでその後ことあるごとに気にかけてくれるようになりました。

数年前にホームシックになった時は日本人の知り合いに話しました。

すると後日その人がいろいろな日本グッズを持って訪ねてきてくれました。

このように人の優しさに触れることができるのも、勇気を持って気持ちを打ち明けてこそだと思います。

ホームシックは誰にも起きること。話せる人がいるなら気軽に話してみてください。

 

4.日本のお笑いをYoutubeで見る

最後に思いっきり大笑いしたのっていつでしたか?

笑うことって、生きていく中で本当に大事だと思うんです。

でも笑いって意外と繊細ですよね。私はブリティッシュジョークが未だにあまりウケません。

笑のツボは人それぞれだと思いますが、日本のお笑いを見て笑うあの瞬間ってすごく幸せだなと私は感じます。

でも海外にいるとそういう笑い方をする機会もなくなったりすると思うんです。

それは言葉の問題もありますが、それ以上にジョークの背景にあるその国の文化的要素がわからないからだと思います。

そういった要素やつながりが理解できなくてホームシックになる時だってあると思います。

私は日本が恋しい、日本語が恋しい、と思った時に「日本のジョークで思いっきり笑う」ことに決めています。

笑うということに秘められているパワーのせいか、楽しんだあとは結構すっきりした気持ちになれるんです。

このように、ホームシックで落ち込んだ気持ちを笑いで吹き飛ばすというのもありだと思います。

ただしこればかりになって現実逃避にならない程度にしてくださいね。

 

5.ネットに助けを求める

ネット上の掲示板質問箱・知恵袋を頼るというのも一つの手です。

誰にも話したくないという方にはおすすめです。

ホームシックをいろいろな形で経験した方が見てくれるでしょうし、どのようにして解消したのかという具体的な案ももらえると思います。

ネットで相談する時の注意点はただ一つ。

心のない書き込みをする人がいたり、あなたの状況を理解しない人がわざわざ返事をしてくる時があるということです。

とは言え、たいていの人は力になってくれると思いますので、試してみる価値はあると思います。

 

6.プロに助けを求める

最後に、もしホームシックが悪化して心身ともに病んできてしまったら迷わずプロのカウンセリングを受けてください。

日本では周りの目を気にしてしまう人や自分を責めるだけでなかなか助けを求められない人が多いと思います。

欧米の話にはなりますが、精神的なカウンセリングはかなりの人が通っています

それ自体恥ずかしいことでもなんでもないですし、みんながいくだけあって周りの理解がすごくあります。

私も学生時代に1回、社会人になってからは2〜3回ほど違うタイプの精神科のカウンセリングを受けてきました。

その度に授業や仕事を休んだりしなくてはいけなかったのですが、私のように精神科にいくことは移民の間ですごく一般的なので心配いらないと言ってもらえました。

心をオープンにできる先生を探したり、自分に合ったセラピーに出会えるまで少し時間はかかるかもしれませんが根気よく続けてください。

私がやったセラピーの中には誰にも会わずにオンラインで受けられるものもありました。

専門家は私たちのような心の病を治すためにいるんです。

そのことを忘れずに、何をしても元気が取り戻せない時はプロに助けを求めてくださいね。

海外であろうと日本であろうと、世界中どこにいても最優先されるべきはあなたの健康だということをお忘れなく・・・!

 

 

いかがでしたでしょうか。

実体験に基づいて、海外でホームシックにならないための対策となった時の解消法をご紹介してきました。

一番大切なことは、ホームシックは誰にでもなりえてあなたの意思や能力などに関係なく訪れるものだということです。

ホームシックになることも海外経験の1つと思って、あなたに合ったペースと方法で乗り切っていってください。