血管が浮き出たらそれは静脈瘤かも!下肢静脈瘤の原因と治療方法をご説明します

最近脚が妙にむくんでだるい

脚が張って痛む

つりやすくなった

脚の皮膚の変色・潰瘍が出てきた

こんな症状が出てきたあなた、下肢静脈瘤になっているかもしれません。

脚の血管が浮き出て見た目が気になっている人、それに悩む人は意外と多くいます。実はこれ、脚の静脈の血流が逆流してそのまま滞ってしまう下肢静脈瘤という病気なんです。

今までのおしゃれが楽しめなくなったり、もっと深刻な場合は放っておくとどんどん症状が悪化してつらくなってしまいます。

今回は50代の6割以上にみられるという下肢静脈瘤についてその原因と仕組み、治療方法などについてご紹介します。

 

1.下肢静脈瘤とは?原因は?

下肢静脈瘤とは、脚(下肢)の静脈の弁が壊れてしまうことでおきます。通常静脈の中にあるこの弁がしっかり閉じてくれるので血液は逆流することなく心臓に戻っていきます。

第二の心臓とも言われるふくらはぎの筋肉は静脈を圧迫する大事な部分で、ここが血液を心臓に押し戻す役割があります。

しかし、この弁が壊れて閉じなくなると心臓に戻るはずの血液は弁をすり抜けるように逆流します。ここに、年齢とともに低下するふくらはぎの筋肉が衰えると血液を圧迫する力も弱くなるので、結果的に血が溜まり、そこの部分だけ血管が浮き出てしまうのです。

主に、加齢や脚への負担が蓄積された場合、または筋力の低下などが原因と言われていて、50代では6割以上の方が、70代になると7割以上の方が症状をうったえると言います。

このような仕組みから下肢静脈瘤は誰にでも起こるわりと身近な病気とも言えます。

 

2.下肢静脈瘤の症状

下肢静脈瘤で特徴的なのは、脚の皮膚から浮き出るようにしてみえる静脈です。通常であれば血管が皮膚の上にぽっこり浮き出るようなことはありません。

しかし下肢静脈瘤では心臓に戻るはずの血液が溜まってしまっているのでその分血管が膨張し、その分が浮き出て表面化してしまうのです。

下肢静脈瘤と一緒にむくみや脚のだるさが症状としては見受けられます。悪化すると皮膚や血管に炎症が起きたり、変色もしくは潰瘍ができてしまうこともあります。

 

3.下肢静脈瘤を起こしやすい人

誰にでも起きる病気とはいえ、そのリスクが高い人や起こしやすい以下のような傾向は示されています。

  • 親や兄弟姉妹に下肢静脈瘤がみられる人
  • 50歳以上の人
  • 女性で特に出産を経験した人
  • 運動不足で脚の筋肉が衰えている人
  • 肥満の人
  • 立ち仕事が多い人

女性の場合、ホルモンの影響で静脈が広がりやすくなる他、妊娠や出産時に腹圧が高くなって大静脈が圧迫されます。

これによって血流が滞るため、下肢静脈瘤は比較的起こりやすいと言われています。

男性の場合だと肥満気味の方や立ち仕事の人などによくみられます。

 

4.下肢静脈瘤のタイプ

(出典)血管クリニック東京より引用

軽症タイプ

①くもの巣状静脈瘤

できる場所:ふくらはぎ、くるぶし

症状:毛細血管に血液が溜まって膨らむことでなる静脈瘤。皮膚の表面に赤紫色でくもの巣状に表れることが特徴。むくみなどの症状が一般的。

②網目状静脈瘤

できる場所:ふくらはぎ、くるぶし

症状:皮膚の表面に近い部分の細い静脈に血液が溜まって膨らむ静脈瘤。皮膚の表面に青く網目状に表れることが特徴。むくみなどの症状が一般的。

③側枝型静脈瘤(そくしがた)

できる場所:太ももの内側、ふくらはぎ

症状:脚にある一番太い静脈から枝分かれした静脈に血液が溜まって膨らむ静脈瘤。むくみなどは他と比べて特に出やすい。

 

重症タイプ

伏在型静脈瘤(ふくざいがた)

できる場所:太もも、ふくらはぎ

症状:脚にある一番太い静脈にできる静脈瘤。皮膚の深い部分から浮き出るのが特徴で、溜まっている血液の量が他と比べても多いのでその分浮き出るコブも大きい。むくみなどの症状も特に強い傾向がある。

 

5.タイプ別改善方法と治療方法

軽症タイプか重症タイプかによって、自分でできるセルフケアで十分な場合と、病院での治療を要する場合とに分かれます。

軽症タイプの改善方法

①マッサージ

ふくらはぎを下から上に向かって両手で揉むことで血液の戻りを助ける。足首から脚の付け根に向かって揉んでいく。

②ストレッチ

血液の滞りを解消する方法。立った状態または座った状態で、つま先とかかとを交互に床から上げ下げする。この時ふくらはぎの筋肉が動いていることを意識する。

③圧迫と運動

ふくらはぎを圧迫しつつ、その状態で適度な運動を行う。水圧が上手にかかる水泳や水中ウォーキングなどは特に効果的。ふくらはぎへの圧には磁気&加圧&保温の3つの効果が1つに凝縮された医療機器サポーター「マグネッカーDX ふくらはぎ・すね用」がおすすめです。適度な加圧と温めながら医療用磁石のパワーで、血行不良を改善し、4個の医療機器用の永久磁石が、筋肉やむくみに直接効いてくれます。

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重症タイプの治療方法

重症タイプだと言われる伏在型静脈瘤で特に症状が強い場合は血管外科もしくは形成外科、皮膚科を受診しましょう。

問診やエコーによる検査ののち、必要だと判断されれば外科治療や手術が検討されます。

治療や手術は保険適用で日帰りで受けられますので、あまり構えずに症状が不安な場合はすぐに医師に相談することをおすすめします。

行われる治療は主に以下の3パターンです。

①レーザー治療、ラジオ波治療

血管外科の場合、レーザー治療やラジオ波治療を使って静脈を内側から焼く方法が一般的です。

②ストリッピング手術

静脈内にワイヤーを入れて、大きな静脈瘤がある部分の静脈を切って抜き取る方法です。

③硬化療法

細い静脈の中に硬化剤という薬を注入して静脈を塞いでしまう方法です。

まれではありますが、別の病気が潜んでいる静脈瘤もあります。その場合は正しい治療を受けることが何より大事ですので、血管外科でじっくりと原因を調べてもらうようにしてください。

 

6.まとめ

下肢静脈瘤は静脈の弁が壊れてしまうことに、筋力低下などに伴うふくらはぎなどのポンプが弱くなることで起きてしまう病気です。

ただし、地道なセルフケアでかなりの改善は望むことができるので、空いた時間にマッサージやストレッチを行うなど、日々気をつけて生活することを心がけてください。

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ただし、重症な場合は適切な治療を行う必要が出てくるパターンもありますので、お近くの血管外科などに相談にいくようにしてください。